お久しぶりです。
臨床検査技師のとっとろです
先日、結果発表の投稿をしたのちに、正式な合格通知書が手元に届き、
認定料を振り込みました。
晴れて、認定血液検査技師の過程を全て完了しました。
ということで、今回は実際に私の受験した試験の内容を
書いていきたいと思います。
試験内容
以前の投稿でも書いた通り認定試験は3つに分けれます。
・専門試験
・細胞識別試験
・症例解析試験
に分かれています
今回は何が出題されたかや、どのように回答したかを投稿していきたいと思います。
専門試験
簡単に言うと、国家試験と同じマークシートで回答します。
ただ内容は専門試験の名の通り専門性が高い内容となっています
細胞識別試験
細胞識別試験はサーベイと一緒です
写真が提示されるので、それに適した細胞名をコード表から選んでマークシートに回答していきます。
もちろんダブりもあるので、普段の仕事で細胞を見ていれば難なく回答ができるかとおもます。
症例解析
症例解析は、例年ではバーチャルスライドが映し出されて、
バーチャルスライドから見られる形態などを回答していきます。
私が受けた時は会場の仕様なのか、細胞の写真が印刷された冊子が配布され、
回答を行う形式をなっていました。
これによって制限時間いっぱいまで振り返りながら解答することができました。
末梢血と骨髄では解答形式が若干異なりますが、
大枠として、
・写真から認められる形態異常
・追加する検査と予想される結果
・推定される診断名
を解答していきます。
試験対策教材
試験対策として使用していた教材は
・スタンダート検査血液学(第4版)
・血液形態アトラス
・病気が見える(血液・第2版)
・臨床に直結する血栓止血学(第2版)
の4冊です。
スタンダードと血液形態アトラスは3ヶ月は毎日持ち歩いていたと思います。
病気がみえるは、総論などまず疾患などの大枠を学習することに適していると思います。
血栓止血学に関しては、なくても困りませんがスタンダードでは探し出せない時に何度か使いました。
対策
試験対策の割合としては
症例解析対策75%
専門試験対策24%
細胞識別対策1%
と割り振っていました。
症例解析試験は疾患を十分理解していないと、短時間で必要な情報を書き出すことができないので、
多くの時間を割きました。
しかし、これが功を奏したのか、症例を勉強すると遺伝子や染色体、検査方法や結果の解釈などを一緒に勉強することができたので、実質専門試験対策も兼ねていると思います。
専門試験対策は主として、形態とは関連の低い、凝固線溶検査などを勉強していました。
細胞識別に関しては、日常業務で末梢血や骨髄像を見ているので、これといった対策は行いませんでした。
いつから勉強始めたの?
勉強を開始したのは、2月ごろから開始しました。
しかし勉強と言っても、スタンダードを流し読み10分程度‥
本格的に始めたのは、募集要項が公開された7月辺りです。
さすがに、提出書類を書いて試験料を振り込んでからは
朝、仕事に行く前に30分・帰宅後は1時間程度は
机に向かって勉強をしていました。
早くからギアを上げて勉強をするのもいいですが、燃料切れを起こさないように気をつけてください。
まとめ
以上がとっとろが認定血液検査技師の試験に向けて勉強した内容でした。
もし、これから試験を受けようと考えている方の力に少しでもなれていれば幸いです
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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